教育を通して、
現場の人たちの成長を
サポートする。
それが、地域で愛される
店舗づくりにつながる。

#.03
教育グループ
藤井 由紀絵Yukie Fujii

商学部会計学科卒、2009年入社。モスバーガー直営店で経験を積み、入社4年目に店長に。その後、新業態のモスカフェの新店立ち上げにも店長として携わる。店舗でのさまざまな課題を解決する仕組みをつくるため、入社7年目に人材開発部に異動。人材採用実務を学び、現職に至る。

全国に出張して、加盟店さんの
研修を行うエデュケーター

私は教育グループで、研修や店舗での指導を行うエデュケーターを務めています。教育グループはモス本部の社員と加盟店の両方の教育を行っていますが、私は加盟店向けのチームに所属。新入社員研修や店長研修、キャストさん向けの研修をメインに担当しています。また、店舗の新規出店や改装オープン時のオペレーション指導も私の仕事です。加盟店は全国にありますので、繁忙期は月の半分が出張になります。1週目は神戸に行って改装オープンに立ち会い、2週目は本部でデスクワークや次の出張の準備、3週目はまた山形でキャストセミナー…なんだか全国ツアーみたいですね(笑)。私は地理や歴史が大好きで、学生時代に教職免許を取ったほど。出張のたびに人や風土、研修でのリアクションの違いを体感できるので、毎回楽しいです。

「仲間」と思ってもらうには
自分の失敗談を先に伝えること

本部からエデュケーターが来るとなると、なかには身構えてしまう方々もいます。そんな時は自分の失敗談から話して、心の敷居を下げてもらうようにしています。私は入社後の約5年半、モスの直営店に勤めていました。4年目に店長になったのですが、モスカフェの新店立ち上げを任された時、壁にぶつかったのです。新店の立ち上げはまっさらな状態ですから、既存店以上にチームワークが欠かせません。でも私は周囲に相談したり、仕事を任せたりできず、一人で悩みを抱え込む時期がありました。研修でそんな話から始めると、参加した店長・副店長たちは安心してくれます。研修は一方的に教える場ではなく、困っていることについて一緒に考え、解決策を見つけていく場。店舗の楽しさも大変さも知っている「仲間」と思ってもらうことは、とても大切です。

お客さまに商品をお届けする
店舗で働く人の成長がやりがいに

エデュケーターという仕事のやりがいは、教育を通して、店舗で働く人たちに刺激を与え、成長をサポートできることです。どんなによい商品があっても、お客さまにお届けするのは店舗の人。モスを支持してくださるお客さまを、感謝の気持ちでお迎えしてほしいと思っています。その「心」の部分を理解してもらうには、伝え方に工夫が必要です。たとえば、店舗が新しくなると、お客さまの期待も高まります。どんな客席なのかな、どんな人が働いているのかな…など。いままでの接客や商品を見直して、レベルアップする必要があります。そこで私は「皆さん、地域の方々がこれまで以上に期待していますよ」と励ましたり、店長・副店長にフォローをお願いしておいて厳しく接したり、研修時に聞いた悩みをSVに共有してサポートしてもらったり…そんな工夫を積み重ね、くり返し伝えていくことが、地域のお客さまに愛される店舗づくりにつながる。私はそう信じています。

(※取材当時)